経営再建プログラム開始の三条件
初回問診の事前資料として相関図とともに
実際に「守りたいもの」を問診票で記入して頂きますが、その殆どは、
今の街での家族との安寧な生活
自宅
連帯保証人の財産
などです。
「ここで自己破産を選択すれば、これは頑張れば守れる可能性がありますが、これとこれは失う可能性が大きですよ。」
「もし廃業するのであれば、これとこれだけは守れる可能性があります。」
というふうに説明していきます。
これを確認して初めて経営者に再建できるかどうかの最大ポイントである
①「経営者に何としても再生させるんだという強い意志があること」
という再建の第一条件をクリアーすることができるのです。
再建の第二条件は
②「家族や従業員の協力を得られること」
です。
経営者だけでは再建どころか何一つ出来ません。従業員の方々に現状を嘘偽りなく開示説明し、再建への協力を取り付ける必要があります。会社に携わっていない家族も同様です。
家族の協力が得られない経営者が、苦しみ疲れ果てて帰ってきた自宅で「お疲れ様」の一言もなくテレビを見て大笑いしているのを見れば「俺がこんなに苦しんでいるのに、もうどうなってもいい」とヤケを起こすこともあります。
実際に、私の俯瞰塾会員の再建プログラムでの話ですが、「経費削減対策」の話を横で聞いていた小学生の子供さんが、「お父さん、僕、お小遣いもういらないから頑張ってね」と言われたとその経営者は涙を流しながら「絶対この子のために再建させます」と私に誓ってくれました。
果たして現在、その会社は私の【俯瞰塾】会員です。
私は小さなお子様がいる経営者には、
「再建活動は心身ともほんとうに大変で逃げ出したい毎日ばかりですが、帰宅されたらこどもさんの寝顔を見て、『この子を不幸にしてなるものか』と念じてください」
と申し上げています。
三番目の条件は、再建計画書で営業利益が出る見込みがあるか、ということです。
【経営再建プログラム】で
緊急資金繰り対策
資産・負債対策経費削減対策
仕入(原価)対策
を実施すれば、営業利益を出すことが出来るのかを【連動式財務三表】作成して見極めていきます。
次回は、
です。
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開催日4件・12月24日〜12月27日暗闇の中にいる追いつめられた経営者に出口の灯りを見つけ出す第1歩です。 経営救急クリニックの「面談による経営相談」は追いつめられ、一人で悩みつかれた経営者の皆様から 「闇夜に一つの光を見つけることが出来た。」 「困難に取り組む決断が出来た」 との感謝の言葉をたくさんいただきました。 「井上経営研究所代表企業再生コンサルタント井上雅司による無料相談」のみで心からの笑顔を取り戻せた経営者も大勢います。
井上経営研究所(代表 井上雅司)は2002年から、「ひとりで悩み、追いつめられた経営者の心がわかるコンサルタント」を旗じるしに、中小企業・小規模零細ファミリー企業を対象に