改善計画の骨子
(1)売上対策
前項の基本方針でも述べましたが、経営改善計画におきましては、売上高増加に固執した対策は避けております。なぜなら、無謀な売上対策を行うことは資産や経費をも増加させることにつながり、健全な収益体質への変革が難しくなるからです。
もちろん、無理のない範囲で恒常的な売上高増加対策は継続いたしますが、資料として添付した「月次事業計画」「5カ年事業計画」などではむしろ悲観的な売上予測を立てており、それでも営業利益が増加するような計画としています。
(2)売上原価対策
経営改善期間は「今ある売上で最大の営業利益を出すしくみや経営力をつけることを主眼とする」ため、前期の売上予算である0000万円に比較しても、改善後は無理のない0000万円としました。ただ、従来は仕入やロスに対する対策はほとんど講じておらず、○○○○○や○○○○○という経営的弊害を招いていました。そこでこのたび、仕入先ごとの原価率やロス率を見直し、改善を図りました。たとえば○○○○○の○○○○○の前期粗利益率00%を00%に改善、また○○○○○の○○○○○の前期粗利益率00%を00%に改善するなどして、前期00%であった粗利益率を00%にまで改善いたします。
<対策による効果見込み>
・外注費 0000万円の削減
・仕入高 0000万円の削減
・その他 0000万円の削減
売上原価合計:0000万円/年(年間0000万円の削減)
(3)経費対策
従来は○○○○○や○○○○○など○○○○○に0000万円以上費やしていましたが、経費削減対策により0000万円減額することとしました。同様に○○○○○でも約0000万円を減額する予算としました。
また、○○○○○では年間削減率00%、○○○○○では同00%に予算設定するなど、経営状態が正常に戻るまでは極めて厳しい決意で予算を組んでいます。
これらの対策により、前期は販売・一般管理費全体で0000万円であったところ、新予算では0000万円とし、総額0000万円の経費削減対策を断行する所存です。
<対策による効果見込み>
・役員報酬
○○○○を○○○○することにより、○○○○を○○○○する。
前期000万円 → 改善後000万円 = 削減金額000万円
・旅費交通費
○○○○を○○○○することにより、○○○○を○○○○する。
前期000万円 → 改善後000万円 = 削減金額000万円
・広告宣伝費
○○○○を○○○○することにより、○○○○を○○○○する。
前期000万円 → 改善後000万円 = 削減金額000万円
・地代家賃
○○○○を○○○○することにより、○○○○を○○○○する。
前期000万円 → 改善後000万円 = 削減金額000万円
・接待交際費
○○○○を○○○○することにより、○○○○を○○○○する。
前期000万円 → 改善後000万円 = 削減金額000万円
・備品消耗品費
○○○○を○○○○することにより、○○○○を○○○○する。
前期000万円 → 改善後000万円 = 削減金額000万円
・事務消耗品費
○○○○を○○○○することにより、○○○○を○○○○する。
前期000万円 → 改善後000万円 = 削減金額000万円
・諸会費
○○○○を○○○○することにより、○○○○を○○○○する。
前期000万円 → 改善後000万円 = 削減金額000万円
その他の科目についても全面的に見直しを図っており、
経費合計:0000万円/年を削減する見込みです。
(4)資産対策
・不要不良資産を精査し、○○○○○である○○○○○を0000万円で処分、同じく○○○○○である○○○○○を0000万円で処分するなど不要不良資産の処分を実行し、総額で0000万円オフバランス(換金)することとしました。
・滞留売掛金を法的回収まで視野に入れて督促し、少なくとも総額0000万円を回収します。
・適正在庫対策により、現状では0000万円である在庫棚卸金額を適正在庫の0000万円にすることで0000万円減額処分し、0000万円をオフバランス(換金)します。たとえば○○○○○で0000万円をオフバランス、○○○○○で0000万円をオフバランスするなど、総額0000万円をオフバランスする所存です。
<対策による効果見込み>
・○○○○○ 0000万円のオフバランス
・○○○○○ 0000万円のオフバランス
・○○○○○ 0000万円のオフバランス
・○○○○○ 0000万円のオフバランス
資産対策によるオフバランス合計:0000万円
4 返済計画に関するご説明
今期(5カ年事業計画の1年目)に関しまして
①今期(○○年度)の予想フリーキャッシュフロー=0000万円で、安全率を80%として考慮しました結果、今期の予定年間返済可能原資は0000万円となります。
<別表3>「5カ年事業計画書」の1年目をご参照ください。
②協力をお願いする金融機関様の平成○○年○○月○○日現在の合計残高=0000万円(別表4)を基準とした「返済可能基準率」ならびに予定返済可能金額は、<別表4>「借入一覧表」のとおりとなります。
③借入金償還年数は○○年(別表5のJ欄)となります。
来期(5カ年事業計画の2年目)に関しまして
④来期(○○年度)の予想フリーキャッシュフロー=0000万円で、安全率を80%として考慮しました結果、今期の予定年間返済可能原資は0000万円となります。
<別表3>「5カ年事業計画書」の2年目をご参照ください。
5カ年事業計画の3年目以降に関しまして
⑤5カ年事業計画3年目、第○期(○○年度)につきましては、予想フリーキャッシュフロー=0000万円、予定年間返済可能原資=0000万円となります。
⑥5カ年事業計画4年目、第○期(○○年度)につきましては、予想フリーキャッシュフロー=0000万円、予定年間返済可能原資=0000万円となります。
⑦5カ年事業計画5年目、第○期(○○年度)につきましては、予想フリーキャッシュフロー=0000万円、予定年間返済可能原資=0000万円となります。
その他の懸案事項に関しまして
⑧債務超過解消は第○期(○○年度)を予定しています。
⑨安全率80%以上のキャッシュフローを達成できた際には、その剰余キャッシュフローについては各金融機関様および社員と相談の上、
①社員への賞与・昇給
②各金融機関への返済額の増加
③中長期的な売上確保のための資産投資(機械装置買い替え)
などに適正に配分する所存です。
この経営改善計画案をご承認いただければ、ただちに全社員に発表いたします。あわせて、計画を達成できなければ大幅給与カットか会社清算の道しかないことを全社一同覚悟し、労使一丸となって再建に取り組む所存です。何卒ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
5 添付資料
◆別表1 月次事業計画書
◆別表2 月次事業計画書
◆別表3 5カ年事業計画書
◆別表4 借入一覧表
【◆別表5 PDCA月次事業計画改善書】
◆別表○ ○○○○○○○○○○
◆別表○ ○○○○○○○○○○
◆別表○ ○○○○○○○○○○
◆決算書(最近3期分)