井上 雅司(いのうえ まさじ)
1951年和歌山県生まれ。
 早稲田大学教育学部卒業後日本航空開発株式会社を経てスーパーマケットを創業。20余年の経営の後倒産。自らの経験を踏まえ「倒産から学ぶ『経営実学』」を研究。自分と同じ体験をする人を一人でも少なくしたいの信念のもと「追いつめられた経営者の心がわかるコンサルタント」を目指して、「経営救急クリニック」井上経営研究所を設立。




 追いつめられたとき、人は孤独で本当に弱いものです。私も例外ではありませんでした。
  不安と恐怖、屈辱感と罪悪感…。「倒産」しか選択肢がなくなったとき、「自殺」や「夜逃げ」などの言葉が頭をよぎらない人はいません。会社はあきらめることができても、道義的責任を果たしたい、責任感がある人なら必ずこう思います。しかし、相談する人もなく、「倒産」の実態についても何も知りません。
  「倒産」に至った場合経営者はまったく無力です。まるで犯罪者のように扱われ、道義的責任を痛いほど感じているのに今はまったくの無力でひたすら頭を下げることしかできない自分を責め、自らを追いつめてしまうのです。こうした不幸は、「倒産」に対する幻想と知識のなさにあります。それよりもあなたがあなたの周りの財産よりも大切な「愛」の存在に気いていない事にあります。

  
ひとりで悩まないで下さい。

  あなたの周りにはあなたを心から愛してくれる奥さん、子供たち、お孫さん、ご両親がいます。
  彼らが一番望んでいることは会社の存続ではありません。あなたを中心とした家族の平穏と幸せです。自殺や逃避で道義的責任を果たすことはできません。あなた一人で責任をとったつもりでも、債権者に責任をとったことにはなりませんし、家族への責任を果たしたことにはなりません。
  道義的責任はどんなに時間が掛かろうとも、あなたが家族と平和な生活を取り戻した後でしか果たせないのです。
  自らの家族を守るために行動できないものが社員や世の中の為に行動できるはずがありません。ましてや債権者の方々への道義的責任は果たせるはずがないと思います。

  他人の目を一切気にすることなくひたすら家族を愛することのできる人

になってください。
  形のある富を無くしても決して「心の富」を失わないで下さい。
  私自身の体験から断言できます。

  
「心の富」を無くさない限り必ず再起のチャンスがあります。

  形のあるものを手放すことが再起への最短距離です。時間が掛かっても迷惑をかけた方々に対して道義的責任を果たせる近道なのです。

  「倒産」は犯罪ではありません。

  「倒産」という言葉の響きは実態とかけ離れすぎているのです。「倒産」という言葉は一人歩きしすぎています。一般の方は倒産の実態についてあまりに無知すぎるのです。自分自身の世界で倒産を空想しないで下さい。倒産は事業にとっての最後の権利なのです。もがき苦しんでいるあなたを救ってくれる最後の手段なのです。

  もちろん私は「倒産」など薦めているわけでは決してありません。
 私の仕事は医師と同じく経営危機に陥った会社の検診をし、適切な薬をお渡しし、時には手術を施して健康体にすることです。

 しかし病気に末期症状があるように事業にも薬や手術ではどうにもならない状態があります。こうした状況になっても会社や財産を手放そうとしないことが再起へのチャンスさえも失わせることになるのです。

 
 「捨てなければ得られない」

重荷を捨ててみてください。今までのことが嘘のように安寧な生活を得ることができます。貧しくても心の平和や充足感からこそ新しいエネルギーが沸いてくるのです。

 (中略)

  私はジョージ・ウッドンの

 「人生は感動の歴史である」       

と言う言葉が大好きでいつも
「今年一年感動の涙を流したか」
を問い掛けてきました。今は彼の

成功とは心の平和である。自分が思う最高のものになるため、最高の力を尽くした…その自己充足の結果が心の平和である。」

を心に刻み、ひとりでも多くの追い詰められた経営者が、私と同じ苦しみなど味わうことなく、「心の平和」を取り戻せるお手伝いをしたいと経営再建・倒産対策を主眼とした経営コンサルタントの道に踏み出したのです。追い詰められた経営者の心は経験したものでないとわからないものかもしれません。この体験を活かし、
「追い詰められた経営者の心がわかるコンサルタント」
であることが私の天職なのです。
  最善の方法は、再建できることです。次に廃業や任意整理をして再出発できるようにすることです。
それでも最悪の事態を覚悟しなければいけないときでも、「倒産」は経営の失敗ですが、人生の失敗や敗北ではありません。自殺や夜逃げなどする必要はありません。人間としての文化的生活は憲法で保障されています。墜落してしまう前にソフトランディングする方法があります。
  ただひとついえることは、常に危機意識をもって経営に直面し、問題から逃げないで行動を起こすことだと思います。

さあ、一人で悩むより、勇気を出して行動してください。
「倒産から学ぶ『経営実学』」より 



私を支えてくれている ひと・こと・もの
お暇なときにご笑覧ください
2009年8月1日加筆

  約30年前の私です。
  大学紛争で授業がないのをいいことに、イギリス2ヶ月滞在を皮切りに、ヨーロッパ・北アフリカ・中近東・インド・東南アジアを長期放浪。
  それでも無事卒業できたのは、クラス(教育学部・社会科学)もクラブ(岳文会)も同じ友人のおかげ!犠牲になった友人の一人はは中退の憂き身となってしまった!?
  しかしその友人は現在「書・篆刻」の道では著名な芸術家の稲村龍谷君(2008年第60回毎日書道展文部科学大臣賞受賞)。
  …人間万事塞翁が馬!?
 (写真:英国ホームステイ先、後列左端)


  趣味の一つ目は山登り。
 …とはいってもこの写真当時の体重は50kg…現在は70kgを優にオーバーで「トトロ」かしつつある。
 当然のごとくアルプスなどは夢の又夢で、階段を昇るのにも息切れの状態。趣味は「山を観ること」に変更しています。
  過日、八ヶ岳の麦草峠へ車で登り、昔は馬鹿にしていた縦貫道路に感謝した情けない私です。

 それに比べて早稲田大学岳文会の同期長篠哲生君(写真中央)は副業?の教師をしながら現役のクライマー・冒険家で2009年6月「冒険の蟲たち」(白山書房)という本を出した。
 同年6月、私は封切られたばかりの「劒岳点の記」を観るだけで目いっぱい。

 2009年GWにアルペンルートを旅し、久しぶりに雪山に触れ「日本の名峰」をビデオにとりながら昔の自分に想いを馳せています。

 (写真上:早春の八ヶ岳赤岳・左端)
(写真下:大観峰から黒部ダム)

 

  趣味の二つ目は魚釣り。
  防波堤で息子の小さばつりに付き合ったのがきっかけではまってしまいました。
  以来、親であることも忘れ、息子とは釣り歴が同じライバルとして張り合ってきました。
  ある願掛けを行っているためこの趣味も休止状態で、テレビの釣り番組に興じています。
 (写真:左側)
   
 魚釣りに変わって、趣味の仲間入りしたのが「現代書」。

 我流で書自体は三流ですが、落款の篆刻印はモチロン、友人の
稲村龍谷君(2008年第60回毎日書道展文部科学大臣賞受賞)の作で超一流です。
(写真:我流の書140×90cm)

  最後の趣味というより私のライフワークです。1990年には3ヶ月余りニュージーランドの小学校で日本語(といっても関西弁できれいな日本語は話せませんが)や日本の文化を紹介するボランティア教師をしてきました。

  それ以来外国人留学生のホストファミリーをやらせて頂いています。
  ご要望があればお子様の留学相談もOKです(笑)。
 (写真上:アメリカとスイスの留学生・右端)




(写真下:自宅でカナダの留学生の歓迎パーティ)
 
 愛犬のメイです。2004年7月18日山形県天童市生まれの雌のゴールデンレトリバーです。

 「となりのトトロ」のお茶目な女の子から命名しました。

 子供たちは二人とも巣立って、自宅を離れていますので私の遊び相手になってくれています。
   




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